IR-EAシリーズは、回転ミラーによる光軸走査で1軸方向の温度分布を高速走査150Hz、低温から高温まで計測できる走査放射温度計です。イーサネットを標準装備し、PLCと直結して温度値データを直接PLC側で取得できます。また、本体内にWebサーバ機能を内蔵し、インターネットを介して各種端末から温度分布の確認や設定変更ができます。

加熱鋼板やセメント用キルンシェルなどの移動体・回転体の測定に適しています。

  • 高速走査
    走査速度150Hzで、高速の移動物体に対して温度計測の追従性が優れ、オンライン用途に適しています。
  • ワイドレンジ測定
    低温から高温までワイドレンジで測定可能です。
  • IoT 対応
    高性能CPUを搭載した本体はWebサーバ機能を有しておりインターネットを介して機器の設定や温度データを各種端末からブラウザでリアルタイムにリモート監視が可能です。

IoT対応、ミラー式低温用走査放射温度計

鉄鋼プロセスの鋼板など移動する対象の温度分布を測定する一軸走査式の放射温度計です。100℃~1200℃の測定範囲でコークスの発火監視や鋼板の品質管理に適用可能です。

走査放射温度計 ソフトウェア画像
PC用ソフトウェアの表示例

その他特長

  • 高速走査150Hzで測定可能
    高速の移動物体に対して温度計測の追従性が優れ、オンライン用途でご活用頂けます。
  • 100~1200℃と低温域から高温域まで広範囲の温度測定が可能
    低温から高温領域まで測定でき、プラスチック・フィルムから熱間圧延鋼鈑温度までさまざまなプロセスでの温度測定が可能です。  
  • IoT対応
    本体にWebサーバ機能を搭載しインターネットを介して機器の設定や温度データを各種端末からブラウザでリアルタイムにリモート監視が可能です。
  • 柔軟な機器構成・PLCと接続容易
    機器単体で異常監視が可能なほか、PLCと接続した温度監視システムの構築など幅広い用途にご使用いただけます。
  • ■単体異常監視
    電源を供給することで単体異常監視が可能です。
    PCは設定変更の際だけ接続します。IR-EA単体異常監視
    ■PLC接続
    Modbus/TCPに対応しており各種設定やデータの取得において
    PLC との接続・連携が容易です。IR-EA PLC接続

仕様

形式 IR-EA
検出素子 (冷却形)InAsSb
測定波長 4μm
測定温度範囲 100~400℃,200~600℃ (距離係数50)
300~800℃,400~1000℃,500~1100℃,600~1200℃ (距離係数50,200)
精度定格 400℃未満:±4℃
400℃以上:測定値の±1%
分解能 2℃
走査角度 50°,90°
走査時間 20~150Hz(可変)
測定距離 0.5~10m
視程方式 ラインレーザ(クラス2)
通信インターフェイス Ethernet通信(TCP/IP, UDP)
電源 24V DC±10%
外形寸法 W300xH218xD116mm
質量 約6.0kg

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仕様書

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