アナログ信号 | 伝送信号出力やリモート信号入力などに使用され、4〜20mA電流信号や1〜5V電圧信号などがある。 |
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アンチ・リセット・ワインド・アップ | PID制御を行うとき、I動作(積分動作)が過剰に働きオーバーシュートすることを防ぐため、I動作の有効範囲を定める機能。 |
イベント | 測定値(PV)が警報発生する条件を超えたときや調節計本体または制御対象に異常が生じたときに、警報判定を行う機能。 |
エンジニアリングポート | パソコンと接続し、調節計のパラメータを設定するための通信接続部。 |
オートチューニング | PID制御を行うときに、制御対象に合ったPID定数を演算し自動設定する機能。 |
オンオフサーボ形 | 制御出力の仕様。位置比例形とも言う。制御対象がコントロールモータや調整バルブなどの、回転角度を自由に設定できる機器のときに選択する。 |
オンオフ制御 | 制御出力がオン(出力100%)とオフ(出力0%)の2通りで行う制御(2位置制御とも言う)。測定値(PV)が設定値(SV)より小さいと制御出力をオン、PVがSVより大きいと出力がオフになる。 |
オンオフパルス形 | 制御出力の仕様。時間比例形とも言う。制御対象が電磁開閉器など、制御出力オンとオフの時間比で制御を行う機器のとき選択する。 |
オーバーシュート | 調節計の制御が設定値(SV)から一時的に大きく超えた状態のこと。 |
オープンコレクタ | a接点と同様の動作をするトランジスタ。直流負荷のみ使用できる。 |
外部接点入力(DI) | 制御の開始、停止などといった調節計の遠隔操作を行う。外部信号入力端子にリレーやスイッチなどの接点を接続し、オンまたはオフさせることで操作する。 |
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外部接点出力(DO) | 調節計の動作開始、または停止といった運転状態に応じて、接点信号(a接点)を出力する。 |
基準接点補償(RJ) | 入力端子に熱電対を接続するとき、外部に基準接点補償器を設けずに測定できるようにする機能。 |
基準動作条件 | カタログ等に記載された精度定格を満たすための設置条件。 |
逆動作 | 測定値(PV)が増大し設定値(SV)に近づくにつれ、出力を下げる動作。加熱炉などの制御に使用される。 |
警報 | 調節計の測定値(PV)が、警報設定値を超えた場合に、警報判定を行う。 |
警報不感帯 | 測定値(PV)が増減を繰り返しているときに、警報の発生と解除が頻繁に起きることを防ぐ機能。 |
勾配設定 | 設定値(SV)を変更したとき、直ちに変更後の値にせず、単位時間あたり一定の値でSVを変化させる機能。 |
サンプリング周期 | 入力信号を取り込む間隔 |
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受信抵抗 | 入力信号に4〜20mA直流電流を使用する場合に、入力端子の(+)、(−)間に接続する抵抗。受信抵抗が内蔵されている機種もある。 |
出力リミッタ | 制御出力(MV)にて出力可能な上限値または下限値を設定する機能。 |
出力変化量リミッタ | 制御出力(MV)の変化量を制限する機能。 |
手動出力運転 | 制御出力(MV)の大きさを手動で設定する機能。 |
スケーリング機能 | センサや機器から入力した伝送信号(4〜20mA、1〜5V)をそのままの値で表示せず、実際の量(圧力・流量・湿度など)に換算して表示する機能。 |
ステップ | プログラム調節計にて、時間の経過により設定値(SV)を変化させる制御のとき使用する。ステップでは所要時間と時間経過後の設定値(SV)を設定し、複数のステップを組み合わせて制御パターンを構成する。 |
制御周期 | 制御出力(MV)の出力値を変更するのに必要な時間。 |
正動作 | 測定値(PV)増大し設定値(SV)に近づくにつれて、制御出力の割合も増加する。冷凍機などの制御に使用される。 |
精度定格 | 入力信号を取り込み、数値化を行うときの精度。 |
設定値 (Setting Value) |
制御の目標値 |
接点 | 電流を導通、遮断する機能を持つ。リレーやスイッチなどのこと。接点が持つ動作の違いにより、a接点、b接点、c接点に分けられる。 JIS C0617-7「電気用図記号」より
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センサ補正 | 入力信号から得た測定値(PV)に対して補正値を加算し表示する機能。 |
操作端 | 調節計からの制御出力を受けて動作する機器。 サイリスタレギュレータやコントロールバルブなどを指す。 |
測定値 (Process Variable) |
入力信号から読取った値 |
測定レンジ | 測定する入力信号の範囲を選択する。 |
調節方式 | 制御出力の仕様。制御対象に合った方式を選択する。オンオフパルス形、オンオフサーボ形、SSR駆動パルス形、電流出力形、電圧出力形がある。 |
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通信機能 |
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通信伝送 | 外部機器(弊社調節計)に対して設定値(SV)、測定値(PV)、出力値(MV)などを送信する機能。複数台の調節計を同一条件で動作させる際などに使用する。 |
抵抗負荷 | ヒータなどの制御対象 |
電圧出力形 | 制御出力の仕様。制御対象がサイリスタレギュレータや、インバータなどのときに使用する。 |
伝送信号出力(伝送出力) | 設定値や測定値などを他の機器に伝送するために、4〜20mAや1〜5Vのアナログ信号を出力する。 |
電流出力 | 制御出力の仕様。制御対象がサイリスタレギュレータや、インバータなどのときに使用する。 |
入力信号 | 熱電対、測温抵抗体からの信号や直流電流、直流電圧信号などのこと。 |
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入力取込周期 | 入力信号を測定し取り込む間隔。(=サンプリング周期) |
バーンアウト | 入力端子に接続したセンサが断線したときに、制御出力が不安定になることを防ぐ機能。測定値(PV)を測定レンジの上限値または下限値まで振り切らせて制御出力をプリセット値にする。 |
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パルス周期 | オンオフパルス出力形、SSR駆動パルス形にて制御出力のオンとオフを切替える1サイクル分の時間。 |
ヒータ断線検知 | 制御出力に接続した電気ヒータが断線したことを検知する機能。(別途 CTを設置する必要がある) |
フリー電源 | 電源仕様。100〜240Vまで対応する。 |
フルマルチレンジ | 測定レンジに、熱電対、測温抵抗体、直流電圧、直流電流を選択できる。 |
マルチレンジ | 測定レンジに熱電対、直流電圧、直流電流を選択できる機種と測温抵抗体を選択できる機種がある。 |
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モスリレー出力 | 直流、交流の両方の負荷に対応する半導体リレーの一つ。a接点と同様の動作をする。 |
誘導負荷 | コイルやリレーなどの制御対象 |
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リモート/ローカル切替 | 各種設定を外部からのアナログ信号で行う(リモート)か、キー操作により設定する(ローカル)かを選択する機能。 |
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リモート通信入力 | 外部機器からのアナログ信号で設定値(SV)を変更する機能。 |
±1digit | digitは入力レンジにおける最小桁数のこと。 例えば入力レンジを0.0〜600.0℃と選択した場合、±1digitは±0.1℃となる。 |
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2位置式制御 | オンとオフのみで制御を行う。(=オンオフ制御) |
a接点 | 接点の動作方式の一つ。通常は接点が開き電流を流さないが、警報の発生時などでは接点が閉じ電流を流す。 |
MV (Manipulated Value) | 操作量の大きさ |
PID定数 | PID制御の制御パラメータ。P動作の比例帯、I動作の積分時間、D動作の微分時間を設定する。 |
PID制御 | 制御対象の測定値(PV)と設定値(SV)の差がゼロになるように調節計が制御出力を算出し制御する。P(比例)動作、I(積分)動作、D(微分)動作を組合せた制御。P動作とは、測定値(PV)と設定値(SV)の偏差の大きさに比例して、操作量の大きさを制御します。
I動作とは、測定値(PV)と設定値(SV)の偏差の面積に比例して、操作量の大きさを制御します。D動作とは、測定値(PV)と設定値(SV)の偏差の変化量に比例して、操作量の大きさを制御します。 |
PV (Process Variable) |
センサからの入力信号から得た値。 |
PVスタート | プログラム制御の開始時に、設定値(SV)を測定値(PV)と同じ値のところから制御を開始する。 |
SSR駆動パルス形 | 制御出力の仕様。制御対象がSSR(ソリッドステートリレー)のときに選択する。 |
SV (Setting Value) |
制御を行うときの目標となる値。 |
MODBUS | 調節計と外部機器と接続し通信するときに使用する通信プロトコルの仕様。MODBUSはSchneider Electric の登録商標です。 |
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