超高温定点黒体炉 IR-R80

IR-R80は、独立行政法人産業技術総合研究所が開発した金属-炭素共晶点を用いた超高温定点黒体炉で、従来銅点(1085℃)までしか達成されていなかった放射温度計定点校正の高温化(2474℃まで)を実現しました。

  • 黒体空洞の開口経φ3mmにより0.65μm標準用放射温度計IR-RST65Hの定点校正が可能
  • 定点るつぼは1100℃から2500℃の間に7種類用意
  • 発熱体に円筒面状のカーボン・カーボン繊維複合材を使用することで省電力化

IR-R80は、独立行政法人産業技術総合研究所が開発した金属-炭素共晶点を用いた超高温定点黒体炉で、従来銅点(1085℃)までしか達成されていなかった放射温度計定点校正の高温化(2474℃まで)を実現しました。
装置は炉本体と定点るつぼから構成され、定点るつぼの交換により各種定点の実現が可能です。

特長

  • 金属ー炭素共焦点を用いることで放射温度計定点校正の高温化(1153℃から2474℃)を実現
  • 黒体空洞の開口径φ3mmにより0.65μm標準用放射温度計IR-RST65Hの定点校正が可能
  • 定点るつぼは1100℃から2500℃の間に7種類用意
    (定点るつぼの交換により1台の炉で7定点を実現)
  • 発熱体に円筒面状のカーボン・カーボン繊維複合材を使用することで省電力化
  • 制御用温度センサにファイバ式放射温度計(0.9μmシリコン単色放射温度計)を採用し、長期安定性を確保

仕様

機種一覧

炉本体(制御系を含む)

IR-R80

定点るつぼ

形式 定点金属 定点温度
IR-80CU 1085℃
IR-80FE 鉄-炭素 1153℃
IR-80CO コバルト-炭素 1324℃
IR-80PD パラジウム-炭素 1492℃
IR-80PT 白金-炭素 1738℃
IR-80RU ルテニウム-炭素 1953℃
IR-80RE レニウム-炭素 2474℃

仕様

使用温度範囲 1000~2500℃
最高使用温度 2800℃
最長昇温時間 2500℃まで約1時間
定点るつぼ 高純度黒鉛、内容積約4.2cm3
空洞放射率 0.9996以上
空洞部形状 φ3×32mm
融解点の再現性 +/-0.2℃以内
電源電圧 1φ, 200V AC
消費電力 最大12kVA

その他の仕様はカタログをご覧ください。

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