低温用走査放射温度計 IR-E

IREシリーズは、回転6面ミラーを用いて測定位置を高速でスキャンしながら一軸方向の温度パターンを計測できる低温用走査放射温度計です。温度パターン信号は表示処理ユニットで信号処理され、走査方向指定箇所温度やピーク温度などの出力を得ることができます。

鉄鋼ラインの鋼板幅方向温度分布測定や板ガラス製造での温度分布測定などに多数の実績を持っています。

ミラー式低温用走査放射温度計

鉄鋼プロセスの鋼板など移動する対象の温度分布を測定する一軸走査式の放射温度計。50℃~1200℃の測定範囲でコークスの発火監視や鋼板の品質管理に適用可能。

その他特長

  • 50~2000℃と低温域から高温域まで広範囲の温度測定が可能
    測定温度範囲により検出素子を使い分けることにより低温から高温領域の測定が可能となり、プラスチック・フィルムから熱感圧延鋼鈑温度まであらゆるプロセスでの温度測定が可能です。
  • 独自の光学走査方式により安定した温度パターンの測定が可能
    回転6面ミラー方式の採用、回転制御の導入、独特の同期パルス方式など独自の技術を取り入れた光学走査方式により安定した広角操作ができ、温度パターンの分解能も高くなっております。
  • あらゆる信号処理が可能
    信号処理器を増設することによりエッヂサンプリング、ゾーンピーク、任意箇所サンプリングなどの信号処理が任意に増設組み合わせでき、あらゆる要望に応えることができます。
  • 目的にあった波長を選択することにより精度の高い測定が可能
    フィルムやガラスなどの温度測定においてその分光吸収波長を使用することにより精度の高い測定ができますが、パイロスキャナーは検出素子とフィルタの組み合わせにより自由に波長が選択できますので精度の高い測定が可能となります。
  • オンライン現場形に設計
    パイロスキャナーは、広範囲な用途を意図して設計しており、豊富なアクセサリを用意しております。周囲温度の高い場所や輻射熱の強い場所には水冷が可能な保護ケースを、測定光路に煙、粉じんなど多い場所にはエアパージフードを使用することにより、過酷な現場での使用条件に耐え長期にわたり安定した性能を保持します。

仕様

機種 低温用
形式 IR-E
検出素子 (冷却形)PbSe
測定波長 4μm
測定温度範囲 冷却形PbSe:
標準:50~300℃, 100~400℃
オプション:100~500℃, 150~600℃
PbSe:
標準:200~600℃, 300~800℃, 400~1000℃, 500~1100℃, 600~1200℃
オプション:500~1200℃, 600~1300℃
精度定格 400℃未満:±4℃
400℃以上:測定値の±1%
走査角 50°
分解能 400℃以上:測定値の±1%
400℃以上:3℃
応答時間 120μs(90%応答)
走査速度50回, 距離係数200
測定径/測定距離 可動焦点
測定距離:0.5m~10m
測定径=測定距離/距離係数
距離係数:50,100,200,300
出力信号 0~1mA DC 及び操作同期信号
電源 100V AC(中継ボックスから供給)
消費電力 最大 10VA
外形寸法 W450xH120xD225mm
質量 約12kg

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仕様書

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    IR-E
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    RX-MIE0219-P1
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