ロータリーキルン内で焼成されたクリンカは、放射温度計により温度を測定しますが、クリンカの微粒子によるダストの影響により測定精度が低いという問題がありました。そこで、指向性を高めた専用の放射温度計(IR-CZQX01)とダストキャンセル法(DC法)を用いた演算アルゴリズム(IR-VXCX43)を組み合わせることにより高ダスト環境下でも高精度でクリンカ温度の計測が可能となりました。
本システムを用いてクリンカを適正な焼成温度に制御することで、熱エネルギーの過剰な消費を削減することができます。
IR-CZシリーズは、本体にデジタル温度表示、測定値外部出力を装備した一体形で据置タイプの放射温度計です。
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