石炭ヤードでは屋外環境の諸条件で自然発火の危険性があります。ヤードに5m~20mの高さに積み上げられた石炭は貯蔵期間や石炭の種類など貯留条件が異なることで自然発火の状況も変化するため、ヤード全域を常時監視する必要があります。熱画像計測装置CPA-Lでは90°広角レンズと専用の広域監視パッケージソフトウェアを組み合わせて警報・散水処理シーケンスを簡単に構築可能です。
石炭をコークス炉へ投入するまでの一時貯留中に加熱し発煙・発火を速やかに検知して消火設備を速やかに作動させるために温度監視を行います。熱画像計測装置CPA-Lでは浮遊する石炭粉に対応するため、強力なエアパージ機能と高温雰囲気でも十分な冷却能力を発揮するドライエア装置を備えた専用保護ケースで検出器を過酷な現場環境から保護します。
蒸し焼きされた赤熱 コークスがガイド車に 積載・搬送される工程で発火や火災を未然 に防ぐために遠方からCPA-L視野角6°の望遠タイプ(標準外仕様)を使用して高分解能で温度計測が可能です。
ベルトコンベアにより高速搬送されるコークスの熱隗を検知してコンベア火災を未然に防ぐために温度監視を行います。
熱画像計測装置CPA-Lでは専用コントローラで警報処理や散水処理の計装シーケンスを容易に構築可能です。
また、走査放射温度計IR-Eでは低温を50Hzの高速スキャニングによりライン速度に追従して火種の検知漏れを防ぎます。
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