被覆熱電対

本センサは、熱電対素線にビニルやガラスウールなどの被覆を施したもので、保護管などには入れず、そのまま使用する熱電対です。
実験室、研究室などでは保護管や端子箱を必要としない場合があり、素線だけでは絶縁や短絡の心配があるため本センサを使用します。
また、ふっ素樹脂被覆の場合、御指定により、先端モールド加工が可能です。

一般用被覆熱電対

ポリエステル、耐熱エナメル
ポリエステル: 狭い場所、機械的強度の加わらない場所
耐熱エナメル: 同上、耐熱性
ビニール
耐酸・耐アルカリ性、耐水性、耐有機薬品性大 (ベンゼン、アセトン、シクロヘキサンなど除く）
ガラスウール
耐熱性、不燃性に優れている
フッ素樹脂
耐薬品性大、耐水性、耐候性に優れている

高温用被覆熱電対

シリカガラス被覆、セラミック被覆
耐熱性、耐火性、高温での殉難性が要求される場合

フッ素樹脂モールド被覆熱電対

フッ素樹脂モールド
防水性、耐薬品性、絶縁性

仕様

形式	素線	線径(φmm)	仕上がり外形(φmm)	常用温度(℃)	最高温度(℃)	芯線被覆			外側被覆
						材質（+側、－側）	被覆色		材質	色
						材質（+側、－側）	+側	－側	材質	色
ET3	T	0.32	0.34	100	150	ポリエステル	半透明	半透明	－	－
MK3	K	0.32	0.34	100	150	ポリエステル	半透明	半透明	－	－
VT3	T	0.32	2.2×3.4	60	100	ビニル	赤	白	ビニル	茶
VT6	T	0.65	2.5×4.0							茶
VK3	K	0.32	2.2×3.4							青
VK6	K	0.65	2.5×4.0							青
GT3	T	0.32	1.4×2.3	200	250	ガラスウール編組	白地に赤線入り	白	ガラスウール編組	茶・スパイラル
GT6	T	0.65	2.0×3.4							茶・スパイラル
GK0	K	0.32	1.2×1.7							青・スパイラル
GK3		0.32	1.4×2.3
GK6		0.65	2.0×3.4
GE3	E	0.32	1.4×2.3							紫・スパイラル
GE6	E	0.65	2.0×3.4							紫・スパイラル
GJ3	J	0.32	1.4×2.3							黄・スパイラル
GJ6	J	0.65	2.0×3.4							黄・スパイラル
JT3	T	0.32	1.5×2.3	200	なし	ふっ素樹脂（FEP)	赤	白	ふっ素樹脂（FEP)	茶
JT6	T	0.65	2.0×3.0							茶
JK3	K	0.32	1.5×2.3							青
JK6	K	0.65	2.0×3.0							青

※その他の仕様はカタログをご覧ください。

被覆熱電対の注意点

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被覆熱電対

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資料No.

PE-16-10

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